トゥールーズ(フランス)とアルビの観光-フランス国内旅行の新しい流行スポット

フランスのトゥールーズとアルビの観光スポットをご紹介します。多くの人が未だパリに魅了されている中で、フランス人の国内旅行の目的地は喧騒のパリではなく、ミディピレネー地方に移ってきています。その中でもおしゃれスポットが多いトゥールーズ、そしてそこから一足伸ばしたアルビの観光地について紹介します。

◆トゥールーズのショッピング街はパリを超える!?

煉瓦造りの建物が並ぶトゥールーズは、その街並みの美しさやショッピング街のセンスの良さもさることながら航空産業の中心地としても有名です。特にショッピング街の洗練された品そろえは、モードが衰退気味なパリを超えるレベルになってきており、旧市街を散策すると数々の魅力的なファッション小物を発見することができます。

歴史的建造物や美術館などの主要観光地は次のようなものです。

◆キャピトル(市庁舎)

トゥールーズの市庁舎はバラ色のレンガと白い石を組み合わせた壮大な建築物で、内部はトゥールーズの歴史を描いた壁画や天井画で埋め尽くされています。

トゥールーズ

◆ジャコバン修道院

1215年に設立されたドミニコ修道士が作ったジャコバン修道院はトゥールーズの観光の中心地として有名です。毎年9月にはジャコバン・ピアノ・フェスティバルが開催され、クラシック音楽が演奏されます。

◆レザバトワール近現代美術館

レザバトワール近現代美術館はトゥールーズの中心を流れるガロンヌ川の西岸にあり、1950年代以降の作品を2000点以上所蔵しています。また地下展示室にはピカソによる巨大な舞台幕があります。

◆宇宙に関するテーマパーク「シテ・ド・レスパス」

宇宙テーマパーク

トゥールーズの郊外には宇宙に関するテーマパークであるシテ・ド・レスパスがあり、トゥールーズの現在の中心産業である宇宙教育のための教育文化施設となっています。トゥールーズからはバスで行くことができます。またトゥールーズの旧市街の中にも宇宙関連の商品を揃えるハイテク雑貨のお店などがあり、新旧の文化が混じるミディピレネーの文化を感じ取ることができます。

◆ガロンヌ川の遊覧船

夏季にトゥールーズに行くと、ガロンヌ川上からバラ色の町、トゥールーズを眺める遊覧船ツアーを利用することができます。特に日没後にライトアップされた街並みが絶景で、豪華クルーズでの食事を楽しみながら夜景を堪能できます。

ガロンヌ河

◆トゥールーズから一足伸ばして、アルビへ

トゥールーズからTER(高速列車)に乗ると約1時間半で喧騒を離れた美しい小さな町、アルビに行くことができます。

特にタルン川にかかる歴史的な橋であるポン・ヴィユー(Pont Vieux)から見るバラ色のレンガに統一された景色はまるで印象派の絵画のような美しさがあります。

トゥールーズ

このほか有名な観光地としてはサント・セシル大聖堂やトゥールーズ・ロートレック美術館がありますが、アルビの一番の見所はこの旧市街の街並みの美しさと言えると思います。

ボルドー(フランス)の観光-シャトー巡りでワインの試飲を

ボルドー

フランス中部、ワインの産地として有名なボルドー地方の観光スポットをご紹介します。現在では都市再生の先進地域としても有名で、トラムや水の鏡などの新しい観光スポットを抱えながらも、伝統的な文化も保存しています。

◆ボルドーの概要

ボルドーはフランス革命の中心となったジロンド派を生み出したり、モンテスキューやモンテーニュの生誕の地となっており、フランスの文化にとって歴史的に重要な役割を担っています。

ボルドーの町

日本で有名となったワインの生産地は中心部から少し外れるものの、中心部は旧工業時代における都市の退廃をイノベーションで乗り越えており、歴史を残しながらも都市を再生したリノベーション都市と言えます。現在ではボルドーの街自体が世界遺産に登録されています。

◆ボルドーへの行き方

ボルドーへはパリのモンパルナス駅からTGVを利用して3時間ほどで到着します。またeasyJetなどの格安航空を利用してもパリから1時間ほどですので、お好みに合わせた交通手段選択をしてみましょう。ボルドーの主要観光地としては以下のようなものがあります。

◆水の鏡(Miroir d’eau)

ガロンヌ川の岸にあるブルス広場には「水の鏡」と呼ばれる水面装置がボルドーの新しい観光名所となっています。正面にある証券取引所の建築物を水面に映し出し、鏡面効果を利用することで世界に類を見ない幻想的な景色を生み出しています。

水の鏡

◆サンタンドレ大聖堂(Cathedrale St-Andre)

南フランスの典型的なゴシック建築であるサンタンドレ大聖堂はボルドーの観光の中心地となっています。また、大聖堂の東に立つベイ・ベルランの塔の上からはボルドーの街並みが一望できます。

セントアンドレ

◆ボルドーのシャトー巡り

ボルドーといえばワインを想像する人も多く、中心地から一足伸ばすとシャトーと呼ばれるワインの鋳造所が立ち並びます。

ボルドー

特に交通の便があまり良くない地域なので、シャトーには現地のツアーを利用して向かうことを勧めます。例えば街の観光インフォメーションセンターではChâteaux & Terroirsと呼ばれるシャトー巡りの半日ツアーを開催しています。詳細はホームページよりご覧ください。
http://www.bordeaux-tourism.co.uk/offre/fiche/chateaux-et-terroirs-on-the-bordeaux-wine-road/OP031AQU033V500EFA

ボルドーの5大シャトーとして有名なのが、

①シャトー・ラフィット・ロートシルト
②シャトー・マルゴー

ボルドーマルゴー
③シャトー・ムートン・ロートシルト
④シャトー・オー・ブリオン
⑤シャトー・ラトゥール

です。ワイン好きの方はそれぞれのシャトー巡りでワインの試飲ができますので、ぜひご堪能ください。

ワイナリー

テルアビブ(イスラエル)の観光-イスラエルの現代的な都市

テルアビブ

テルアビブ(イスラエル)の観光スポットをご紹介します。イスラエルは中東にありながら周辺国とは異なる独自の文化を形成しています。その人口第2位の都市であるテルアビブは、テクノロジーやスタートアップカルチャーなどの現代的な文化で盛り上がりをみせています。

◆テルアビブの概観

テルアビブは20世紀に生まれたエルサレムの現代的な都市であり、大使館や大学、メディア、芸術、政治の中心地となっています。地中海を望むビーチを抱える一方で、ハイテク企業が集まるビジネス街があり、少し歩けばオールドヤッフォと呼ばれる旧市街が広がっています。

また、その他現代芸術の美術館やギャラリーも多くある一方で、旧市街と新市街の間には貧困地区もあり、一つの都市でまるで全世界の多様性を表現できているようにさえ感じられます。観光地を巡りながら移民が多く集まるテルアビブを通して、世界の多様性を感じてみてはいかがでしょうか。

バウハウス

◆テルアビブで流行中の「スタートアップ」文化とは?

現在テルアビブでは主に先端技術を生かしたスタートアップが流行しています。テルアビブ大学やテクニオン大学の学生が中心となって、ハイテク産業を中心としてベンチャー企業を興し、それをアメリカのテクノロジー系の大企業にバイアウトすることがイスラエル人のキャリアで流行しているのです。街の至る所にインターネットカフェやスタートアップのためのビジネススペースが存在しています。

テルアビブ

◆モダンアートやコンテンポラリー・ダンス

テルアビブは様々な場所から移民が集まってできた地域であり、隣人との共生には新しい共通価値の創造が必要でした。それが現代建築やモダンアート、そしてコンテンポラリー・ダンスの創出につながったのです。特にバトシェバ・ダンス・カンパニーやクリパ・シアターなどがコンテンポラリー・ダンスやフィジカルコミュニケーションとして有名です。

◆ディアスポラ美術館
街の中心部から少し離れたテルアビブ大学の敷地内にはユダヤ民族の離散の歴史が刻まれたディアスポラ美術館があります。イスラエルにはその世界に散らばったユダヤ民族が再結集しているため、多様な文化を持ち帰って新しい文化を形成する原動力となっています。

◆テルアビブの台所「カルメル市場」

カルメル市場はテルアビブの台所と呼ばれており、食材だけでなく、アートやクラフトなども安価で購入することができます。商人は観光客向けに英語やフランス語にも対応していて、ユダヤ人の博識を実感することができます。

 

◆旧市街のオールドヤッフォ(ヤッファ)

時計塔広場までは中心部からバスが出ています。また、海岸沿いを散歩しながらのんびり歩いても中心部から一時間ほどで、伝統的な統一感あふれる街並みがある旧市街にたどり着くことができます。

オールドヤッフォ

街の中心である時計塔、聖ペテロ教会、現代芸術のギャラリーであるイラナ・グール美術館、願い橋などの観光地があります。

時計塔

エルサレム(イスラエル)の観光-三大宗教が集う聖地

岩のドーム

エルサレムの観光スポットをご紹介します。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、と世界の三大一神教の聖地が集まるエルサレムでは、その周辺のコンフリクトはさることながら、世界の文化の起源を見ることができます。ここでは特に旧市街を中心にエルサレムの観光スポットを紹介していきます。

◆エルサレムへの行き方

エルサレムには主にヨーロッパや中東を経由して中距離飛行機でテルアビブの空港に向かい、そこからバスや電車で向かうことができます。聖地が集まるエルサレムの歴史、宗教的な観光をしてみてはいかがでしょうか。

◆オリーブ山からエルサレム全体を俯瞰

オリーブ山に行くとエルサレムの町全体を俯瞰することができます。サンセットかサンライズの時間にはさらに美しい景色を見ることができます。また、イエス昇天の場所である、昇天教会があります。

 

◆ヤッフォ門(Jaffa Gate)
エルサレムの旧市街に入る時に一番メジャーとなるゲートで、現在の形になったのは16世紀頃と言われています。過去には貿易でもたらされた物資が運ばれる場所となっており、エルサレムの交易の中心となった門です。周辺では観光ツアーの勧誘などがあります。

◆聖墳墓教会(Church of the Holy Sepulchre)

イエスが十字架に架けられ処刑されたゴルゴダの丘に建つ聖墳墓教会はキリスト教最大の巡礼地となっています。教会の内部は大理石の彫刻やビロードの布がろうそくの光に照らし出される幻想的な空間となっており、イエスの墓もあります。

聖墳墓教会

またピラトの官邸から聖墳墓教会に至るまでの道は「ヴィア・ドロローサ(Via Dolorosa)」と呼ばれており、イエスが有罪を受けてから十字架を背負って歩いたと言われています。

◆ユダヤ人地区(Jewish Quarter)

エルサレムの旧市街全体は宗教別に4つの地区に分割されており、キリスト教徒地区、ユダヤ教徒地区、アルメニア人地区、そしてイスラム教徒地区となっています。ユダヤ人地区には世界遺産になっているシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝堂)や博物館が大量に存在しています。

◆嘆きの壁(Wailing Wall)

ヤッフォ門から旧市街に入り、坂を登って行くと嘆きの壁にたどり着きます。ここはエルサレムの複雑な歴史を反映してユダヤ人の心のふるさととなっており、多くの人々が壁に向かって祈りを捧げています。なお、壁は男性、女性エリアに分かれていますので、性別に応じた場所での入場となります。

嘆きの壁

◆神殿の丘(Temple Mount)

嘆きの壁の裏側は高台になっており、古くはソロモンの神殿があった場所と言われています。この神殿の丘は、時代によって様々な宗教が管理してきたとされており、それぞれの宗教の聖地、多くの巡礼観光客を迎える場所となっています。

◆岩のドーム(The Dome of the Rock)

神殿の丘に建つ岩のドームはイスラム教の預言者ムハンマドが天使を従えて天馬に乗って昇天したと言われている聖石を中心に立っています。入場には厳重なセキュリティチェックがあり、現在ではユダヤ教とは入場を制限されています。

岩のドーム

以上、パリやローマなどヨーロッパの超主要観光地ではない、一足伸ばした観光地をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか? ぜひヨーロッパを訪れたら、これらの味わい深い魅力的な街へも足を運んでみてください!